今回は一人だったので、「英語でいいですか?」脱走はせず、
病院ではなるべくフランス語でいこうと思い気合を入れて行きました。
まずは、受付。
あー・・・あんまり優しくなさそうな感じ。(笑)
でも笑顔でボンジュールとおばさまに言い、11時に予約があります。と伝えました。
この時点でおばさまは私の方を見ています。
そうすると、
ボンジュールもなく、
おばさまは、違う患者様を対応中の同僚の方(隣に座っている)の方を見る。
1分ぐらい経過。
もしかしたら、もっと?
え?
まだお顔は同僚の方のほう。
あのー、わたしこれから抗がん剤で、ちょっとビビってるんですけど、こっちを見ていただけませんか?と心の中でプチ叫び。
でも「すみません、私待ってるんですが」的なやさしい感じのフランス語が出ず、
Hello????ちょっと↑に言う感じ(笑)
そうしたら、ちゃんと聞いてますよ!と、おばさまが怒り出し、
えー???
そんなに怒らないでよ〜。
この訳あり帽子にマスクの私にそんな冷たい視線で見ないで〜(笑)
「もうちょっとやさしく言っていただけますか?」と言いたかったですが、
もちろんそんなフランス語も出てこない。
ここで英語で言っても、状況を悪化するだけだと思い、冷たいおばさまの説明を聞き、その場を去りました。
気持ちを切り替え、Hospital de jour (日帰り病院)のオンコロジーセンターの方へ歩いて行き、最近リノベーションをしたばかりなので、とってもきれい。
この辺りで、おばさまの事は忘れており、私の頭の中は抗がん剤で一杯。
そして、また受付で11時に予約がありますと伝え、「待合室で少しお待ちください」とすぐ反応があり、今回は普通に通過(笑)
待つこと10分。
ドクターが呼びに来てくださり、私の救急騒動の時のいかに大変だったか必死なアッピールがはじまりました。(笑)
それ以外にも、ドクターからいろいろ説明があり、一回目の後はどうだったか?
お腹の調子は?
どこか痛い所はないか?
関節の痛みは?
お口の中の様子は?
あ!そうだ!口内炎も!と私の必死な説明がはじまり・・(笑)
救急で頂いた書類を見せたり、毎回治療の前に受ける血液検査(今回は2日前の土曜日)も確認して下さり、15分ぐらいお話をして、「血液検査も大丈夫、すべて大丈夫よ、スタートしましょう!あなたのお部屋は、Salle 8 (8番室)よ、一緒に行きましょう」。と。
前回と同じ2人部屋で、すでに患者様がいらっしゃいました。
いよいよスタート。
ナースの方がいろいろ準備をして下さっている中、何かお飲みものは?と聞かれて、
あと、なんとかバター?とマドレーヌはいかがですか?と聞かれ、なんとかバターは、バターは理解できたのですが、「なんとか」の部分が分からず、理解できた(笑)マドレーヌをお願いしました。
紅茶とマドレーヌを頂きながら・・なんて私はラッキーなんだろう。
そして本番スタート、
(治療スタートの一時間前に吐き気止めのお薬を飲み、点滴の針が入るカテーテルの所に、麻酔パッチを貼ります。)
吐き気止めの点滴:10分
セリン水:5分
お薬①:10分
セリン水:5分
お薬②:10分
セリン水:5分
12時頃スタート13時頃終了、お顔は拝見しないまま一時間一緒にがんばったマダムに、さようならを言いお部屋を出ました。
治療中は、病院⇔自宅のタクシーが支給されます。
行きは電車で、これが以外に快適な電車のプチ旅なので、今回は電車にして、帰りはタクシーにしました。
14時前には帰宅し、スーパーに行く元気もあり2回目が無事に終わりホッとした気持ちで午後を過ごしました。
そして、夕方、副作用様のご登場。
そこからは「ゾンビー・ドキ子」へ、へーーーんしん(笑)
2日目の今日は、まだ「ゾンビー・ドキ子」状態ですが、こうやってブログも書けているので、元気です(笑)
これから、ナースの方が来てくださる予定で、免疫力アップの注射タイム。
そして今日は東京からお手紙も届き、お手紙のパワーを改めて感じました。
一気に相手との距離が縮まる感じがします。
ありがとう。
今日は、長く書いてしまいましたが、自分の記録のためでもあり、ご了承ください。
とりあえず2回目無事に終了。
みなさんの応援のお陰です。
ありがとう。